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2008年5月13日 (火)

私にとってのテディベア作りとビスクドール作り 3/4

Photo_3 

私にとってのテディベア作りとビスクドール作り 2/4
より、続く


そして、私はビスクドールの教室に通い始めた。
肝心の洋服の教室は
人形に慣れたら通おうと思ったまま、
現在も通っていない

初めての作業。
『粘土を磨き、削る』
毎回、毎回、次は何をするのか
想像がつかなかった。
(本を読めば書いてあったけど、実際はうろたえた。)

筆をもつ、息を止め、線を描く。
1本描くだけで、ものすごく集中を要した。
初めての人形を完成させるのに半年以上かかった。


そして、いつしか、
こんなにも頭の中をからっぽにできる
作業は無いことに気づいた。

イライラしていたり、悩み事があったりしても
教室で作業をした後は、
何もかも忘れて、さっぱりしてしまうのだ。
サウナに入ったあとみたいに清清しい。
こんな事は今までに無かった。



あの初めて、自分の手が
自分の手でないように動いて
夢を見ているみたいに、
あるいはスローモーションで
ビデオの再生を見ているみたいに
目の前でスッ、スッと動いて
きれいに睫毛が描けた瞬間を思い出す



自宅で深夜までやっても描けなく、
道具もそのままに寝てしまった。
朝寝起きの時に、
「こんな眠い状態で描けるわけ無いよね」と
多少のいたずら心で筆をとった。
その時だった。

「えっ、うそ!描ける。なんで描けるの?
 もう、そろそろコケるかな?うそ、全部描けちゃった」
戸惑う自分の心を置いてきぼりに、
手だけが動いていた。

自分がとても小さくなったように感じ、
筆先がとても大きく見えた。
あの瞬間。


自分では、『降りてきた』と表現している。
(なんか神がかり的?)
いくらやっても、描けない時は描けない。
描けるときは、1本ずつでなく一気に描ける。
(熟練の方たちは、もちろんいつでも、
 1本ずつでも、苦も無く描けるようですが)

あの、『降りてくる』 瞬間は今まで
2回しか体験できていない。
でも、あの感覚が忘れられなくて、
もう1度味わいたくて、ビスクを続けている。


まさに、
ビスクドールとはわたしにとって気分転換
あるいは、書道みたいなものなのだ
ただ、それだけ。
そう思っているのに、ベアより長く続いてしまった。

出来上がった人形に対しても
申し訳ないくらい、ベアのような思い入れは無い


しかし、ビスクを始めてから、現在までにも
折につけ、人形に関する事柄が集まってきてた


私にとってのテディベア作りとビスクドール作り 完結編
に続く

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コメント

続きが楽しみです♪

ビスクドールって、私にとっては未知の世界なんですが、なんと粘土を磨くところから始めると知ってびっくり!
気の遠くなるような作業ですね。
「降りてきた瞬間」
今度はいつやって来るのでしょう~
この写真のお人形がその時の作品なんでしょうか?

このビスクドール、今にも語りだしそうですね。

投稿: mana | 2008年5月13日 (火) 15時01分

manaさん、ありがとうございます~heart
リプロダクションのビスクドール
(アンティークのお人形の復刻)の作業の始まりは実は、
型に粘土を流し込む所からです。
この粘土に流す作業も慣れないと難しいです。
(お教室では先生がやってくれてます)
『降りてきた』のはどの人形だろうか??

区別がつかないので、哀しいかな、そんなもんです。

投稿: にゃにゃ | 2008年5月13日 (火) 22時46分

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