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2009年2月10日 (火)

大阪のおばさまと関東のおばあちゃん(と・・)

Photo_7

私って、結構よく覚えてる。


今やっていることは、すぐに忘れてしまって
一度、立ち上がると
違うことを始めてしまうんだけど・・・

モノを買った時のことは、
どこで買ったか、いくらぐらいで買ったか
執念深いくらい、よく覚えている。


覚えすぎていて、
そのものを見ると、瞬時に
買ったお店の人のことばかり
思い出してしまう品がある。



その最もたる品がこれ。
アンティークシルバーのケーキトンク

(買ったはいいが、まだ一度も使ったことがない。
 改まったお茶は苦手。
 一度、ちゃんとカトラリーを揃えてみようかと
 思ったが、
 やっぱり、私には続かなかった。
 →  SPOON+FUL その2 )


骨董ジャンボリーでの、出会いだった。

最初のうちは、いい。
骨董市は、現金勝負。
とりあえず、幾ばくかの軍資金は用意する。


しかし、お金を使い果たし
くたくたになる頃に限って
ハッと、欲しいものが目に飛び込んでくるものなのだ

いつも、それで後悔する。。。。


うぅ~~~、こっちのほうが欲しい。。。

さっきのアレを買わなかったら、これが買えたのに~~~



そんな風だ。

この時も、私はたくさん、ガラクタを買い込んでいた。

(ガラクタといっても、愛すべきガラクタ。 heart
 でも、骨董的価値は、超低い、ジャンク品)


いつか、シルバー類も揃えたいよね~』と、

(いつかは、いつの日かで、その時ではない)

適当に見ていた私だが、
この薔薇のトンクは、他のお店で見たものより、
相場が安かった。。。
いいよね~~

でも、もうお金は使い果たしちゃったし、
眺めるだけ



と、思っていたのに、
お店の人が、

『持っていっていいよ!』と言うのだ。

(もちろん、ただ ではない


『あとで、振り込んでくれればいいから。
 今まで、それで払ってもらえなかったことないし

 帰ってから、振り込んでくれれば、いいよ

と言うのだ。


びっくり。
そこまで、人を信用していいの???


そのお店の店舗に伺ったのでもない。

大きな骨董市の一見さん。

どこの誰だかも、わかったもんじゃない。
うその名前と住所を教える人もいるかもしれない。。。

いいの。。。。。
何千円じゃないんだよ、何万円だよ。。。

すご~~、こんな人は初めてだ~~~


ここまで、信用して下さったら、
買わなきゃ、骨董好きがくさる。
そして、
人間だったら、裏切ることはできないね。


私は翌日、即効で、ない金をかき集めて支払った。


お店の人の太っ腹さに、このトンクを眺めるたび、
その時のことが浮かぶ。

大阪のお店の人。
あなたのような商売人には
それ以来、出合った事がありません。


一生心に残る思い出をありがとう。

Photo



それと、私には、ずっと
細々とした小さな夢がある

観光地ではない、どこかの地方の町に行き、
その町の昔のままの商店街に出向き、

せともの屋さんにて、
昔レトロな(デットストックの)せとものを買うことだ。



色々な町を車で通るたびに
せともの屋さんを、血眼でみつけ
チェックしてみるのだが、
今時、せまい日本。

そのような幻、
私の夢をそのまま具現したような
お店は見つけることができなかった。

(でも、今こうしている今でも
 日本のどこかには、私が思わず
 ため息ついちゃうような、せともの屋さんは
 存在しているのはないかと、
 思わず、ぽわんと、夢に見る。

 ご存知の方、是非ご一報を!)


でも、ある時、その夢がちょっと叶った。

ブルーバードよ。。。
幸せの青い鳥よ。。。

やはり、この寓話は正しい。

幸せは身近なところにあった。。。。
そう、電車で20分のところにあった。。。

(ということは、私の住むところは、かなり田舎ということ)


隣町のお祭りに出かけた。
山車を追いかけ、普段は通らない道に出た。

そしたらさ~~、店先にワゴンが出ていた。

そうさっ、せともの屋さんさ!!


レトロな皿が100円で売っている。
これは、これは・・・・


訳のわからないだんなが、

いいのかよ。。これ。買っちゃって。。。
 こういうの家に置いていいのかよ。。。』


(家に置く品は、私の検閲がすまないと
 持ち込むことはできない。
 もちろん、却下される品も多々ある。)

と、問いかけるのを無視し、
ひたすら、皿を探し続けた。

100円の花柄皿を5枚買うことにした。


そして、店の中に入ると、
すぐ、目にとびこんできたのが、このカップ


Photo_2

きゃぁ~かっこいい~~

これぞ、デッドストック。

このぼってり感が、昔の喫茶店で使われていたようで
思わず、レトロな喫茶店のカウンターが
目に浮かぶ。


私は、うれしくて興奮した。


お店のおばあちゃんに思わず、

これ、古いものですか~~」と尋ねた。


おばあちゃんは、ちょっと照れながら

「あたらしいもの」

と、言った。




(今、考えてみればそうだ。
 お店で商品として、並んでいるんだから
 新品だ。
 ごめんね、おばあちゃん。)

でも、そうじゃないの、おばあちゃん。

私は、『古いもの!』と、答えて欲しかったの。

そうしたら、私の長年の夢が叶うことになったの。


でも、おばあちゃんが、ちょっと照れながら
「あたらしいもの」って
言った言葉のトーンがかわいくて


今でも、その時の事が忘れられないよ。


(お店の場所はどこにあったのか、
 すっかり忘れてしまった。
 
 再び、訪れることはできない。
 あれは、幻。。。。。)


ソーサーなし。1客しかみつからなかった
350円のカップ。

でも、これも、私には忘れられない大事な品。


我が家は、私のモノに対する怨念で
渦巻いているかもしれない・・・・


追記  

長野のおばちゃん


長野に行ったとき、
デパートの駐車場のスタンプが欲しくて、
地下の食料品売り場に行った

そしたら、怖そうなおばちゃんが
ちょっと、ムスッと怒ったような顔で
「食べてって」 

と、めかぶを手渡そうとした。

ちょっと、躊躇している私に
おばちゃんは、
「いいからっ、」と、又ちょっと怒った感じで手渡した。


私は、近所のおばちゃんに怒られているように感じて
思わず、素直に従った

有無を言わせない、迫力あるおばちゃんなのだ。


食べ始めたら、そのおばちゃんは
おもむろに、ビニール袋をバサッ、バサッとさせ

品物を入れる準備を始めたようだ。


そして、「体にいいから」
「おまけするから、持ってって」と、
一番、大きな袋を指差した。

「いくらですか?」と聞いたら、

「6000円」


(冗談じゃないよ。
 めかぶに6000円も払えないよ。)


でも、私はおばちゃんのビニール袋を
バサッ、バサッとさせる脅迫に負けた。


おばちゃんは、ニコリともしない。

でも、この商売をしている


客を見切っているのだろうな。
この客は、押せば買う。
それが、分かるのだろうな。。。

だんなも後で、
怒られているようで、怖かったといっていた。

しかし、二人とも
おばちゃんを笑いのネタにしても
不快ではなかった。

あぁいう、ゆるぎない(近所の)おばちゃんに
怒られることって、久しくないものなぁ~

おばちゃんの言う通りにしてれば、間違いない
って、安心感があった。


その気持ちを見抜かれたのだ。
2500円
めかぶ。

Photo_3

たま~に、パソコンしながら
このまま、パリパリ食べてる。


あぁ、おばちゃんは、ムスッとしていても
プロだ。

こうして、普段の買い物では考えられない
価格設定
めかぶ2500円を買わされた。

また、行ったらいるのかな。
長野のおばちゃん。



追記   長野のおばちゃん
だんなVS長野のおばちゃん

だんながお金を払ったのに、
肝心の駐車券を
持ったまま、ボーっと立っている。


「なんで、渡さなかったのさ?」との問いかけに

「渡そうと思ったんだけど~、
 あのおばちゃん、お金を受け取ったら
 さっさとレジに行っちゃったんだ」

「ふうう~~ん」

レジから帰ってきたおばちゃんに
だんなは、(悪いとも思わぬそぶりで)
駐車券を渡す。

店内は蛍の光が流れ始めている。


おばちゃんは、再度レジに向かう。

私は、はぁあああと、
思わず、力が抜けてしまうが


このだんな(マイペースだんな)と
おばちゃんのやり取りを見て、

おばちゃん、悪い人じゃないかも
と、憎めなくなっていたのであった。


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コメント

久しぶり~♪

んもぉ~、久しぶりのにゃにゃ節、面白かったわぁ~♪
(てか、面白くて思わず咳込んじゃったけど・笑)
特に最後のめかぶで。(笑)

私もボチボチまた調子戻してくので、また
遊んでやってください!

あ、風邪には気をつけて!!
ノドの内側の皮、ネコにひっかかれた?ってくらい
痛くなるよっ!!!(笑)

投稿: もも | 2009年2月10日 (火) 18時27分

爆笑!にゃにゃさん道間違えてるよ~。お笑いの道を極めた方がいいよ~smileおばあちゃんのほのぼのした画とおばさんの恐い画浮かんだよ。なんだか読んだ後ほんわか明るい気分になりました。笑うっていいねーにゃにゃさんには悪いけどsmile
あれ?笑える話だったよね!?

投稿: wakari | 2009年2月10日 (火) 19時46分

いやだぁ~~、
ももさ~ん、久しぶりじゃないですかぁ~

来てもらってうれしいわぁ~

でも、体調やアトムちゃんのことがあるから、
無理しないでね。

笑えてもらったんなら、よかった。
でも、最初はマジで書いてたんだけどね。
長野のおばちゃんのことは印象的で
ずっと、頭から離れなかったからね。
思わず・・・

私もちょっと、風邪ひいてる。
ひどくないけど、のど痛いね、今の風邪。
お互い、健康には気をつけようね。

投稿: にゃにゃ | 2009年2月10日 (火) 21時48分

そうですか、そうですか、wakariさん。
笑わせるつもりはなかったんだけどね。

そのあとのだんなが又!!
お金を払ったのに、駐車券を持ってる。
「なんで、渡さないんだ」
「だって、お金持ったら、あのおばちゃん
さっさとレジに向かっちゃったんだよ」

そして、だんなは、レジから帰ってきた
おばちゃんに駐車券を渡す。
また、レジに向かうおばちゃん。

それをはぁああと、見つめるワタクシ。

どう、更に笑えるでしょう。

笑える話なら、これも追記に追加しとくか。

でも、再度言うけど、『私は』
何もおもしろいことはしてないよ。
周りの事を書いたまでです。

投稿: にゃにゃ | 2009年2月10日 (火) 22時10分

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