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2009年5月 8日 (金)

『あの家』のこと 4/4

「あの家」に暮らす。

そう、思いついても、実際には
なかなか物事は進まなかった。

(→ 『あの家』のこと 3/4 よりつづき)



義父母たちも、
「家の支払いが大変だから、
 アパートに住んだ方がましだ」と言いつつ、

あの家に執着していることは、
考えるまでもなくよくわかった。


半年待っても、なかなか
引越しの準備を始めることはなかった。

私自身も、
本当にあの家に暮らすことができるのか
半信半疑だった。



絶望??、希望を交互に感じつつ
自分で、整えていった今の住まいにも
愛着を持っていた。

「もうちょっと待ってくれ。
 引越し代がたまらない」と義父母に言われつつ

心のどこかでホッとし、
やり過ごしているうちに、

どんどん父をひとりにはしておけなくなったし


義父母たちが、とうとう家のローンを払えなくなって
私の知らない間に、滞納していた。


もう、決心しないとダメだ!!



義父母たちと5人で同居なんて、
不可能な話だし、

我が家で又、アパート代、家のローンを払うことなど
とてもできない。


そして、義父母たちは、
そんなにお金がなくて、
万が一、どちらかが、
病気にでもなったらどうするつもりなのだろう?


何度も尋ねたことがあるが、
「先のことは、考えても仕方ない。
 どうにかなるだろう」

こんな返事しか返ってこない。

でも、本当にどうするつもりなのだろう??

義父たちの医療費の支払いで、
兄弟でもめるのは、沢山だ。

私は、もうどう思われてもいい。
憎まれてもいい。

もう、義父たちの
気が済むまで待ってなどいられない。


主人に早急に、義父母を説得し、
あの家から、家賃の安いところに引越しし


お金をためてもらうように頼んだ。

これ以上、義父母が住むために
家のローンを私たちが負担をすると
私たちの生活もつぶれてしまうと、
はっきり言ってほしいと頼んだ。


あの家から、義父母が出れば、
義兄も、これからは、
両親のめんどうをみてくれるだろう

(と、義兄と約束したのだが)



そして、先月半ば、
義父母たちは、借家を見つけ
引越ししていった。


義兄の家には同居しなかった。



私は、結婚して14年目にして
初めて、自分たちの家に泊まってみた。


義父母たちが残していった荷物、
ゴミに囲まれ、
落ち着かない感じだったが、
とりあえず、挨拶代わり。

行ってみた。


案の定、全然寝付けなかった。


部屋の隅に置いてある
自分たちが持ち込んだ
小さな家具を見つけた時だけ

ホッとした。


私はその晩、いい年して
ホームシックにかかって、泣いてしまった。


家に帰りたい。家に帰りたい。』

私にとっての家は、実家でもなく

あんなに出たいと思っていた
アパートのあの部屋だった。


『自分が望んだんだろう。。。』 と

主人が
多少非難めいた口調で私に言った。


私も多少、反発を感じながら
心の中で、反論していた。



望んだわけじゃない!

 こうするしかなかった。。。。

 
 近所から、舅たちを追い出し住んでいる鬼嫁と
 思われてもいい。

 私たちで舅、姑の面倒など見れない。
 
 住宅ローンを完済する為には、これしかないんだ。』

 
今まで、私にとっては、
「あの家」は、関係ない。考えたくも無い。

主人の家であっても、私の家ではない
と思っていた。


でも、その晩からは、私の家にもなった。

今更ながら、ローンを抱えてしまったのだという
重圧を感じていた。
怖くなった。


泣き止まぬ私に、主人は今度は、
少し優しく

『大丈夫、慣れるよ。
 ここが片付いて、
 自分たちの家具が入ったら、落ち着いてくるよ』
と言った。

そうは、思えないけど・・・・



でも、やっぱり、そうなんだろう。

この家はまだ、よその家だけど

掃除したり、ペイントしたりして
どんどん私の家にしていける。


今、こんなにアパートのあの部屋が愛おしいように

もっと愛すべき我が家になるだろうことは
わかっている。


いつの日か、
この家でぐっすり眠れる日が来る。

それは、そう遠くない日。


そう思いながら、早く朝が来るのを願った。


初めての我が家で過ごした夜だった。

もう、
「あの家」と呼んではいけない。。。。。





全ては、私の目線で書いた
 私のわがままです。


 義父、義母、からみたら、
 又、違った視点でモノが見えることでしょう。

 私が我慢できて、同居できる嫁だったら
 どんなによかったことでしょう。


 そして、私も15年経ったから
 過ぎてみたからこそ、分かったことも
 たくさんあります。

 読まれた方で、「それは違う」と思われた方も
 いらっしゃるかもしれません。


 それでも、私は、私が見た視点からでしか、
 考えることができないから・・


 私のわがままを通させて頂いた

 義父、義母、主人に感謝します)


 この辛気臭い長い記事を
 読んでくださった皆様にも感謝!

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我が家にするまで」カテゴリの記事

コメント

先日 手入をしていたバラの棘が指に刺さりました。
親指です。老眼鏡を持ち出して捜しても、夫に探してもらっても見つけられません
でも、確かに刺さっています
痛いのです・・・
場違いな例え話ですが
生きているといろんなことがあると思います
それは、当事者以外には解らないとおもいます。にゃにゃさんの思い・・・
でも ひたすらに ひたむきに
いままでも、これからも
生きていけば
happy endがやってくると思います
えらそうなことを書きました
お気を悪くなさったらごめんなさい
でも good luck!

投稿: kagawa | 2009年5月 8日 (金) 20時49分

kagawaさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。

何年も、何年も、人に言えずに
(言った後、自分でドーンと落ち込んでしまうから)
いたことを、書きました。
書いてて、又新たに、落ち込みもしました。

でも、kagawaさんが、私をわがままと言わず、
心がズキっとすることを認めてくださって?
少し涙ぐんじゃいそうでした。
人生の先輩としての、kagawaさんのお言葉、
ありがたく頂戴いたします。
お読み下さって、ありがとうございました。

投稿: にゃにゃ | 2009年5月 8日 (金) 22時16分

やっとコメントできる♪

私はバカだから、いい言葉は言えんけど
一つだけ言えるのは、

「住めば都」

ってことかな。(笑)
大丈夫よ、絶対にまたにゃにゃさんの好きな
家にできるから♪

私は全部読んで全然にゃにゃさんがわがまま言ってる
ようには思わんかったよ。
1番いい方法を選んだだけだと思うけどね。

だから1日でも早くその家でにゃにゃさんが
ゆっくり眠れる日が来ることを祈っとるよ♪
引越しも頑張ってね♪

投稿: もも | 2009年5月 8日 (金) 22時54分

ももさん、長らくお付き合い下さり、
ありがとう。

「住めば都」う~~ん!
すごく力強い、シンプルな言葉だ。
(結構、目からうろこ)

なんだかんだ言う前に、住んじゃえば
慣れていくものかもね・・・

引越しいつになったら、終わるのかわからないけど、
きっと新しい家で、パソコンが出来る頃には、
楽しくなってると思います。

ありがとね~~~

(今日はこれから、長野に向かいます~
へへへ~~~
ももさんちにちょっとだけ、近くなるね)

投稿: にゃにゃ | 2009年5月 9日 (土) 09時12分

にゃにゃさんこんばんは。
なにかうまく言葉が見つかりませんが、こうして今までのことを文章にするのも体力と気力がいることだったんではないでしょうか。
お家の記事本当におつかれさまです。

毎日生きていると思い通りにならないこともたくさんたくさんあって、その中でにゃにゃさんが一生懸命考えて決めたこと、すごく勇気が必要だったと思います。

新しいお家とすぐすぐに仲良くなるのはむずかしいかもしれません。
でもこれからそのお家が前のお家のように大事なにゃにゃさんのお家になりますように。
いっぱい楽しくお家をいじってまたそのステキな写真が見れるの楽しみにしています。

投稿: 1/5 | 2009年5月 9日 (土) 19時34分

ももさん、ありがとね。

私は、ももさんの事は、いつも他人の気持ちを考えて、
傷つくことは書かない人だと思ってるから、
ももさんが、書いてくれたコメントはいつも、
公正な見方だなぁと、受け止めてるよ。
(って、あんまり書いてくれた内容の返事には
ならないかな?)

でも、気持ちわかってくれてありがとね。

わがままじゃないって、思ってみてもいいのかな?って、
ちょっと思いました。
ありがとう。

投稿: にゃにゃ | 2009年5月10日 (日) 18時59分

1/5さん、ありがとうございます~

極私的な、楽しくない話を
読んでくださって、ありがとうございます。

でも、過ぎてみると、
みんな最初から決まっていたことで、
これは、私が
クリアしなければいけないことだったのかなぁ~
そして、それが終わってみれば、
もっと良い風に変えていけることなのかなぁ
とも、思えるようにもなりました。

だんだん新しい家にも馴染めそうです。
本当に、暖かいお言葉、
どうもありがとう。

投稿: にゃにゃ | 2009年5月10日 (日) 19時06分

こんばんわ。まずはにゃにゃさんの選択正しいと思いました。人生って誰のものでもなく自分のもので自分で切り開かなきゃ誰も変えてくれない。今は-が消えて0地点。これからどんどん+になるよ!優しい旦那様が一緒だからね

投稿: wakari | 2009年5月10日 (日) 19時57分

wakariさん、こんばんわ~
コメントありがとう。

まさしく最近はいつも言ってるよ。
『早くゼロにもどしたいねぇ~』って

だんな父母の残していったゴミや
植えていった木を(かわいそうだけど)抜いて、
早くゼロに戻して、まっさらにして、住みたいねって。

あんぽんたんちゃんのだんなも、
文句言わずに、せっせと頑張ってるよ。
(いつもは、10分で飽きるのに)

そのうち、引越しが完了したら
又お知らせします~
今は毎日アパートと家の往復です。

投稿: にゃにゃ | 2009年5月10日 (日) 21時38分

にゃにゃさん、こんにちは。
なかなかコメントできずにいたのですが、
ブログはいつも拝見しておりました。
家族、家の問題は切ることのできない人生の試練ですね。
苦しいながら一歩を踏み出されたにゃにゃさんの記事を拝見し、
胸が熱くなりました。
そして、私も小さな頃から家族や家に縛られてきたのですが
にゃにゃさんのように前進したい!と思う事ができました。
ありがとうございます。(私的な内容になってしまい、ごめんなさい)
にゃにゃさんがぐっすり眠れる日が早く来る事を
心からお祈りしております!

投稿: may | 2009年5月21日 (木) 18時52分

mayさん、こんにちわ。
お久しぶりです。お元気ですか?

家のことは、ずっと私の中にあり、
悩んでいたことでした。
だから、書いてて辛いこともあったし、

こんな私的なことを書いていいのか?
読んで下さる方がいるのだろうか?

と、すごく悩んだのですが、
(自分の気持ちを整理したいとの思いも、
もちろんあったのですが)
もしかしたら、
少しでも、分かってくださる方がいたり、
同じ様な悩みを持つ方と思いを共有できたら
との願いもあり、最後まで書く事ができました。

mayさんが、前進したいと思って頂けて、
こちらがうれしいです。
ありがとうございます。

風邪を引いたのが、幸か不幸か?
この1週間は今までの借りを返すかのように、
ずっと寝てました。
よくこんなに寝られるものだと、
我ながら感心しました。ありがとう。

投稿: にゃにゃ | 2009年5月21日 (木) 22時34分

こんな過去の記事にコメントすみません。あまりにも私と同じ状況だったので…。
私もにゃにゃさんを見習って、今住んでる家を好きになれるように頑張りたいと思います。
本当に素敵なセンスで住みこなしていて憧れてしまいます。

投稿: ai | 2012年12月15日 (土) 15時07分

ai さん、こんにちわ~
せっかく、コメント頂いたのに、
お返事が遅くなって、ごめんなさい。

ai さんもおうちのことで、悩んでいらっしゃるのですね。

私も未だに、
自分の好きな家に住めたらなぁ~と、
ため息をつくことがありますが、
まぁ、仕方がないか。。。。
お互い、自分のうちを少しでも好きになるように、
頑張っていきましょうね。

投稿: にゃにゃ | 2012年12月21日 (金) 17時39分

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